結婚式のスタイルには、一般的に「チャペル挙式(キリスト教式)」「神前式」「人前式」「仏前式」の4種類があります。
日本では「チャペル挙式(キリスト教式)」「神前式」が代表的で、挙式全体の7~8割を占めており、人前式は2割前後、仏前式は1%未満となっています。
なんとなく違いは知っていても、「どんな結婚式なのか?」をよく知らないというカップルも多いと思います。それぞれの結婚式をご紹介します!
チャペル挙式(キリスト教式)とは?
キリスト教式の教派では「カトリック」「プロテスタント」の2派が代表的です。
ホテルや専門式場、ゲストハウスのチャペルでは、プロテスタントの式次第に則って結婚式が行われており、今日本の結婚式で最も人気の高い挙式スタイルです。
町でみかけるような、「キリスト教の教会」で式を挙げるには、新郎新婦のいずれかが信徒であることが原則ですが、信徒の紹介や結婚講座の受講、結婚式前の礼拝参加などを条件に挙式を許可する教会もあります。
― プロテスタント 式次第の一例 ―
前奏 | オルガンなどの音楽が流れる中、参列者入場。祭壇に向かって右に新郎側、左に新婦側が着席。父母、兄弟姉妹、親族、友人・知人の順に座る。 |
新郎入場 | 司式者(牧師)が開式を宣言。参列者は起立する。新郎が入場し、祭 壇の前に立つ。 |
新婦・父親入場 | 新婦が父親とともに入場し、祭壇の前に進む。祭壇前で、父親から新郎へと新婦を引き継ぐ。 |
讃美歌 | 新郎新婦と参列者一同、讃美歌を斉唱。 |
聖書朗読・祈祷 | 司式者が結婚に関する聖書の一節を朗読。神に祈りをささげる。 |
誓約 | 司式者が新郎新婦それぞれに結婚の誓約を求める。「…誓いますか?」との問いかけに「はい、誓います」と答える |
指輪交換 | 新郎が司式者から結婚指輪を受け取り、新婦の左手薬指にはめる。続いて新婦が同様に指輪をはめる。 |
ベールアップ | 新郎が新婦のベールを上げ、誓いのキスを交わす。 |
結婚証明書に署名 | 新郎新婦が結婚証明書にサインをする。 |
祈祷 | 新郎新婦が結婚指輪にはめた手を重ね、その上に司式者が手を置いて、祝福の祈りを捧げる。ふたりの手に司式者のストールを巻いて祈る場合もある。 |
結婚宣言 | 新郎新婦は参列者の方に向く。司式者がふたりの結婚を宣言。 |
讃美歌 | 新郎新婦と参列者一同、讃美歌を斉唱。 |
祝祷 | ふたりと参列者のための祝福の祈りを捧げる。 |
神聖なチャペルで、ウエディングドレスを着て結婚式をするのが夢だった!という新婦様も多くいらっしゃいます。
今は、厳かな雰囲気のチャペルや、光あふれる明るいチャペル等様々なチャペルがあるので結婚式場選びも楽しみの一つです。
福井・石川の色々なチャペル式のご相談も随時承っております!
神前式とは?
日本の神道に基づき、夫婦和合を誓う日本固有の挙式スタイルです。
神社または、ホテルや専門式場内の神社の分祀としている神殿で執り行われます。※挙式費用は、ホテル、専門式場などでは「挙式料」として見積もり、神社では「初穂料」「玉串料」「御礼」などと呼ばれます。
― 神前式 式次第の一例 ―
修祓(しゅうばつ) | 祭儀の前に、身のけがれを祓う儀式。神職が祓詞(はらえことば)を奏上し榊の枝に麻と紙垂(しで)をつけた大幣(おおぬさ)あるいは御幣(ごへい)と呼ばれる神祭用具で参列者全員をお祓いする。 |
斎主一拝(さいしゅいっぱい) | 斎主(儀式を司る神職)に合わせて参列者全員が起立し、拝礼(深く丁寧に一礼)をする。 |
献饌(けんせん) | 神饌と呼ばれる供え物の酒や食物を奉る。御神酒を入れた瓶子の蓋をとることで献饌に代える場合もある。 |
祝詞奏上(のりとそうじょう) | 神職が唱える祝福の言葉。斎主がふたりの結婚を神に報告するとともに、末永い幸福と両家の繁栄を願うといった内容の祝詞を読み上げる。 |
三献の儀(さんこんのぎ) | 三々九度の盃のこと。夫婦になり、初めて同じ物を口にすることで、夫婦の契りを固めるという意味がある。盃は左手で受け取り、右手を添える。固めの盃という意味から、お酒が飲めない場合でも口はつける。 |
指輪交換 | 新郎新婦が向かい合って立ち、巫女が運んだ指輪をふたりの前に運ぶ。新郎が新婦の左手をとり、薬指にはめる。続いて、新婦が新郎の薬指に指輪をはめる。(誓詞奏上のあとに行われることもある) |
誓詞奏上(せいしそうじょう) | 新郎新婦が神前に進み、誓詞(誓いの言葉)を読み上げる。ふたりが神前に一拝したあと、新郎が読み上げ、名前を新郎新婦各自が読むという形式が一般的。誓詞はもと通りにたたんで「案」と呼ばれる台に置き、新郎新婦が向き合うように内回りに回って席に戻る。 |
玉串拝礼(たまぐしはいれい) | 新郎新婦が神前に進み、榊の小枝に紙垂または木綿(ゆう)をつけた「玉串」を奉り、二拝二拍手一拝する儀式。続いて、媒酌人夫妻、親族代表も行う。親族代表を省略する場合は、新郎新婦が二拝二拍手一拝をする際に全員が起立して、新郎新婦に合わせて二拝二拍手一拝する。 |
親族盃の儀 | 巫女が両家の親族一同の盃に御神酒を注ぎ、一同が起立して3度にわけて飲み干す。 |
撤饌(てっせん) | 神職が神饌を下げる。 |
斎主一拝 | 斎主に合わせて参列者全員が起立し、一拝する。 |
斎主挨拶 | 斎主から婚儀を祝福してお祝いの言葉が述べられる。 |
退場 | 斎主が退場し、入場の時と同じ順序で退場する。 |
文字にしても、難しくてよくわからない…。と思うかもしれません。
神前結婚式はとても厳かな雰囲気で、実際の結婚式を見学したり、神前式のブライダルフェア等に参加して「神前式も素敵だな」と感じる方も多いようです。
人前式とは?
神仏など宗教によらない結婚式のスタイルです。式次第に決まった形式はなく、ふたりのオリジナリティを発揮できるのが特徴。「結婚の意思確認」「結婚の誓約」「第三者の立ち会いと承認」を含むという点では、他の挙式スタイルと同様です。
《カップルが人前式を希望する理由》
・多くの人に参列してもらえる
・形式ばらない挙式がしたい
・ふたりとも無宗教なので、宗教的な儀式に違和感がある など…
《行う場所》
・ホテルのロビー(パブリックスペース)
・チャペル内(十字架を外して)、披露宴会場内、ガーデン
・公園、水族館、遊園地 など…
どこでも結婚式ができる、というのも人前式の人気の一つですね!
コロナ渦で人気の結婚式とは?
コロナ禍で、結婚式のスタイルを改めて考えたカップルも多いのではないでしょうか?
「チャペル式」「神前式」共、お2人だけ、家族だけの結婚式も可能です。
「人前式」は参列していただく方に誓いを立てるので、お2人だけで行うことは難しいかもしれませんが、【密】になりにくい屋外で行うこともできるので、『コロナ禍だからできない』結婚式のスタイルはないのかもしれません。
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挙式スタイルで悩んだら、進行内容はどちらが合っているか、結婚式で着る衣装はウエディングドレスと白無垢のどちらが良いかなど、ゲストの顔ぶれを想像して「喜ばれる結婚式」を考えてみるのもいいですね。
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